RPAは会社の仕事で使い始めました。リスクコンサルティングの仕事の一つとして、クライアントの内部監査のお手伝いがあるのですが、そこでRPAを使った監査を導入しようとしています。
外部監査・内部監査に関わらず、監査に携わったことのある方であれば分かると思うのですが、監査には、膨大な量の定型的業務が含まれています。
例えば、銀行からの残高の書類と、社内の帳簿を突き合わせたり、従業員の一覧のシステムのアクセスリストを突き合わせたり、、、などなど、数え切れない程の「単純作業」無くして、監査を行う事は出きません。
これらの膨大な単純作業の上に、頭を使って考える仕事や、専門家としての経験や判断が乗ってきます。
RPAやマシンラーニング、ディープラーニングによって、監査を全て置き換えることは難しいと思いますが、少なくともこの「単純作業」の部分を自動化する事で、監査の効率化を図る事ができますし、クライアントの負担を減らす事もできます。
RPAから会社の経理システム、ERPに直接APIで接続することで、資料を収集する事が出来れば、わざわざ会社の担当者の方に監査の度に同じ様な資料を提出して頂く必要も無くなり、お互いに大きくストレスを減らす事も出来ます。
もちろん、繰り返しになりますが、全てが自動化出来るわけでは無く、またそれを目指している訳ではありません。あくまで、誰でもできる「単純作業」の部分をコンピューターに手伝って貰おうという話です。
まだプロトタイプの作成段階で、私自身もRPAの事やERPの事を勉強しつつ試行錯誤している段階ですが、楽しくて仕方がないので、半ば趣味の様な形で研究を進めています。
自宅のパソコンにもRPAの一種であるUiPathを導入し、日々のちょっとした作業をRPAにさせる様になりました。
マシンラーニング、AIについては、現在カーネル大学(Cornell University)から提供されている延3ヶ月のコースを受講しています。このコースは、理論や数学的モデルから始まり、それをpythonのプログラムで動かす所まで行うコースで、初歩的な機械学習からディープラーニングまでをカバーするものとなっています。
コースは7つのクラスに分かれており、各クラス2週間ですので、合計14週間です。全てのコースを修了すると、Certificateが貰えます。
各クラスごとに、ディスカッションや課題が結構多く、特にプログラミングの課題は一つ一つに時間がかかるため、ここ2ヶ月ほど、土日は朝から深夜まで、このコースの勉強をしています。
私の場合、大学の受験の頃に文系を選択していたため、マシンラーニングやAIを理解する上で絶対に欠かすことのできない線形代数・統計解析・微積の知識が圧倒的に不足していることから、同時進行で数学の本を貪る様に読みながらクラスを受講しています。
また、プログラミングについても、SwiftやCなど、勉強したことはあったのですが、python自体はあまり触った事が無かったことから、pythonについても同時進行で基礎から勉強しています。
このコース自体は、上記の数学的知識やpythonの理解がある事を前提としたコースなので、その辺はあまり説明される事なく、どんどん進んでいく事から、もう、凄まじく大変ですが、その分楽しいです。
今現在、趣味でスマホのSNSアプリを開発しているのですが、最終目標としては、そのアプリのバックエンドでマシンラーニングやディープラーニングを動かす事ができたらなぁと思っています。
また、業務で使っているRPAとマシンラーニングを組み合わせて使う事も、視野に入れています。
昔はこう言った分野って、全然手の届かない、はるか上の方にあるテクノロジーだと思っていたのですが、気付いたらすぐそこにある、ちょっと手を伸ばせば触れるところに来ていました。
ほんといい時代に生まれたなぁと思っています。
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